2026年6月5日の高知新聞に、木俣院長の寄稿が掲載されましたので、お知らせいたします。
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/1012310
〈 全文こちら〉
アトピー治療は家族仲良く協力して【木俣肇、73歳、医師、大阪府寝屋川市】
アトピーの治療はよく家族の葛藤がある。治療法の違いの理解不足のためで、対立を起こす。
小児のAさんが両親と共に受診した。ステロイドを数年間塗布したが改善せず、最近は全身の隆起性病変もでき、かゆみで不眠も強い。
両親はいろいろ勉強しステロイドフリーの治療を希望し受診。初診では全身のアトピーに単純ヘルペスと細菌感染症を合併していた。
抗アレルギー薬、抗ヘルペス薬、抗菌薬を投与し、3日に1回シャワーの入浴制限と皮膚のカバーで症状は改善したが、強いリバウンドを起こし皮膚の滲出(しんしゅつ)液が出て顔も腫れた。
通常この状態で早ければ2週間から月単位で改善するので、抗アレルギー薬を投与し入浴制限とカバーを続行した。
しかし父方の祖父母がリバウンドを理解せず、Aさんを強引にある病院に入院させた。ステロイド治療になり症状は軽減したが、退院するとまた悪化した。そこでようやく祖父母も理解し、両親とそろってAさんを連れてきた。実は、今までも頻回に両親と祖父母は治療法で対立した。
その雰囲気はAさんにも分かり、ストレスで改善が遅れた。両親と祖父母が協力してからはスムーズに改善し、その後治癒し両親と祖父母が仲良くそろってすてきな笑顔を見せた。