高知新聞(2026年9月29日)『声ひろば』(本誌・web版)に、木俣院長の寄稿が掲載されましたので、お知らせいたします。
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/1048446
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4.花粉症と単純ヘルペス
【木俣肇、73歳、医師、大阪府寝屋川市】
アトピーと単純ヘルペスの合併症が多いが、アトピーのないアレルギー性鼻炎(花粉症)でも最近、単純ヘルペスが激増している。海外では、アレルギー性鼻炎を悪化させ、単純ヘルペスの受容体が増加して罹患(りかん)するという報告がある。
高知から両親と小児の4人の方が受診した。みな、強いアレルギー性鼻炎で通常のステロイド点鼻等では改善しなかった。夜は鼻閉が強く呼吸困難で不眠となった。しかしみなアトピーはない。
数カ月前、両親が顔面や体幹の皮膚に赤い発疹ができ、じんましんと言われ治療しても改善しない。そのうち、2人のお子さんも同様な症状になった。ニキビ、とびひと言われるが、全員改善せず、かゆみと痛みでつらかった。診察すると、全員アレルギー性鼻炎と単純ヘルペスであった。単純ヘルペスは家族内でうつることもある。抗アレルギー薬を組み合わせ、さらに抗ヘルペス薬の内服ですみやかに改善した。
アレルギー性鼻炎はアレルゲンがダニと分かり、布団を毎日掃除機で吸い取り、全員改善するまで家でもマスクをした。するとすみやかに改善し、安眠できた。アレルギー性鼻炎で皮膚症状のある方にこの情報を知っていただき、適切な治療で健康になってほしい。